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泣かないつもりだったのに、
顔を見て涙が出た。 こういうと時に私は自分を疑う癖がある。 悲しいふりしてない? 悲しい自分を演出してない? その涙は本当かい? 悲しいかなそこは舞台人。 自分の感情が創造されたものでないかどうかを疑ってしまうのだ。 でも…、 今日のは本物。 安らかな死に顔を間近で見て、 あ、本当なんだ…。 と、今更ながらに痛感した。 泣いた。 演劇サークルの仲間が大勢いた中で、 私は、 誰に対してもかける言葉が出てこなかった。 …お久しぶりです。 …ご無沙汰しております。 …お元気でしたか? 何でもよかったはずだ。 でも出てこなかった。 そして、 やたらに心拍数だけが上がっていた。 落ち着かない…。 動けない…。 そんな時一人の大先輩が私に言った。 『お前が泣いてちゃ、ダメだろ。』 私は小さくうなずくことしかできなかった。 そして、彼は続けた。 『あいつが続けらんなかったんだからさ、 その分お前が頑張らなきゃだな…。』 私は堪え切れず…大泣きしてしまった。 その大先輩の言葉のかけ方と、 その言葉の重さに。 私は生きてまだ舞台に立つことができるのだ。 その事実の素晴らしさを、 とてつもなく思い知る事になった。 悲しい。 凄く悲しい。 凄く凄く悲しい。 でも、彼の死が、 私の前向きな心を更に前のめりにしてくれた。 しっかりとした高い目線で、 突き進んで行きます。 どうか見守ってて下さい。 聡さん… いつかまた胸を張って挨拶が出来るように、 私は舞台に立ち続けますから。 またゆっくり…飲みましょう。 だから待っていて下さい。 その時まで…さよなら。 |
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それは突然のことだった。
今日夕方、 大学の演劇サークルの先輩からメールがきた。 タイトルは…『訃報』。 先輩が…いなくなった。 歳はいくつも変わらないのに…。 彼はとても芝居の出来る人だった。 芝居の下手な僕に様々なアドバイスをしてくれ、 また、自らが芝居をすることで色々なものを授けてくれた。 私の卒業公演の後の飲み会で、 私が卒業後も芝居を続けていくと伝えた時、 彼は一言、 『頑張れ。』 と、強く手を握ってくれたこと、 今でも強く覚えている。 あれから10年、 今でも芝居に関わっている仲間は、 わずか片手で数えられるほど。 彼もその一人…だった。 7月の公演中、 彼が病床に臥せっているという一報を受けた。 その時すぐにでも駆けつけたかったし、 連絡をしたかった。 が、 かける言葉が思いつかなかった。 メールも何回も書いては消した。 しかしいまとなっては、 正直後悔している。 あの時、 何か伝えておけばよかったと。 一言でも。 明日、 謝ろうと思う。 |
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![]() 現在夜勤中。 昨日の出勤時。 絶好調には程遠い体調で、 身体を引きずるように重い足取りで仕事場へ向かっていた。 いつもどおり三田線に乗る。 空いていたので、 座席に座る。 何となく、 ニンテンドーDSを取り出し、 何となく、 ドラクエを始めた。 と、その時だ。 遠くに座っていた制服を来た小学生の男の子が駆けよってきた。 軽く会釈をすると私の隣に座り、 身体をぴったり寄せるようにしてDSの画面を覗きこんだ。 『…何をやってるの…ですか?』 彼はいささか遠慮がちに尋ねた。 私は、 『…ドラクエ。』 と短く答えた。 別に子供は嫌いではない。 が、体調も悪く、 彼の意外な積極性にやや驚いていたせいもあり、 その程度のリアクションしかできなかったというのが理由だ。 彼はしきりに画面を指差し、 『ここはね…』 と私に何かを教えようとしている。 私もそれに答えようとうんうんと言いながら、 ツボを壊したり、 宝箱を開いたりと操作をした。 更にドラクエをやっている人にしかわからない事を話すと、 私はその時、 今日配信されたばかりの『サンディようぎしゃ』というクエストをやっていた。 なので、 おそらく彼は、 私が何故この街をうろうろしているのかは分からなかったと思われる。 次第に話が進み、 必要なものを取りにいくと、 イベントが発生。 次第に彼は黙り、 興味深く画面を見つめた。 覗きこむ体勢も段々と深くなり、 彼の学帽のひさしが私の視界を遮るぐらいになった。 私は彼に気を遣い、 彼の身体を受け止めたまま、 画面が見える所まで顔だけを横にずらした。 彼は尋ねた。 『どこで降りる…ですか?』 この積極的な行動はさておき、 礼儀は忘れていない様子で、 ぎこちなく敬語を使って話しかけてきた。 『大手町だよ。』 と私が答えると、 現在どこの駅なのかを素早く確認した後、 再び画面に集中した。 一通りのイベントが終了し、 この配信クエストをクリアしたあたりで、 彼はピョンと席を立った。 『さよなら。』 と言うと、 また軽く会釈した。 私が笑顔でさよならと返すと、 彼も笑顔でもう一度さよならと繰り返し、 電車を降りて行った。 何だか不思議な感覚だった。 ひとつのゲーム機を通じて、 彼の積極性から生まれた、 世代の交流。 ゲームも捨てたものではない。 |
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モバイル版の背景もいじればかわる事を今更ながらに知る。
よって変えてみた。 PC版は紅葉。 月はクリックで動かせる。 両方の背景が紅葉だったりハロウィンぽかったらするのは、 生まれた日にちが秋だということが理由だったりする。 本当に今更な感じ。 |
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| 靖馬休むに似たり@クロカミ |
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